映画『美しき誘惑-現代の「画皮」-』完成報告イベント

映画『美しき誘惑-現代の画皮-』(5月14日公開)の完成報告イベントが東京のヒューマントラストシネマ渋谷で行われました。

当初は試写会も行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染予防対策のため、急遽試写会は中止いたしました。しかしながら、公開に向け、役作りのエピソードや本作のみどころを語り合うなど公開に向け、和やかな会見となりました。

初日舞台挨拶登壇者の集合写真
それぞれ映画初主演だった長谷川と市原。長谷川は「単独主演ではなくて、W主演でありがたかった。市原さんは現場でも頼りがいのある存在でした」と感謝すると、事務所の後輩である市原は「こちらも、もの凄く頼らせていただきました!」と同じく感謝の言葉を述べました。

完成した映画について長谷川は「映像が綺麗でビックリ!多くの素晴らしいスタッフの方々の技術によって楽曲や効果音も付けられ、一つ一つのシーンが深いものになりました。私の口紅の発色や、二面性を表すニヤリとする表情を印象づけるため、照明も工夫していただいた」と感動。市原も「目に見えない心の動きなどが、効果音や照明の色合いでもの凄く見事に描き出されていて感動しました」と手応えを得ていました。
その完成度から、海外の映画祭で絶賛。この快挙に長谷川は「本当に凄いことで嬉しい!海外の方々にもメッセージが届いたということが何よりも嬉しい」と語りました。

本作の楽曲も海外映画祭で高く評価されており、「日本のみならず世界で評価いただけるのはありがたいし、音楽は言葉と国を越えて心に届くものがある。楽曲の可能性を感じました。」と市原も喜びを伝えました。

長谷川奈央
そして、市原は役作りのために、人生初の坊主頭に。「スキンヘッドを手掛けて40年という美容室で剃りました。スキンヘッドなんて一生に一度だと思って、終わった後は店長さんに厚くお礼を言って帰りました」と振り返るも「ただ撮影の2か月後にポスター撮影があって、短いスパンで2度もスキンヘッドにしました」とエピソードを明かしました。

長谷川は今回、ピアノ演奏に初挑戦。「私は楽譜が読めないので、ピアノの先生から一から教えていただき、撮影に臨みました。3か月くらいの練習で、本番では指がガタガタ震えましたが、無事に弾くことができました」と苦労したエピソードを話しました。ところが「指は私ですが、音の部分はピアノの先生に弾いてもらいましたが…」と明かしました。

市原綾真
最後に市原は「皮一枚の恋から始まる物語ですが、目に見えるものだけに惑わされてはいけないというメッセージがあります。みなさんが、自分の思いが見透かされていたとしたらどんな世界になるのだろうか?と考えるきっかけになれば」とアピール。

長谷川も「化けの皮が剥がれて本性が現れた! という言葉がありますが、そのことを勧めている映画です。けれど、私たちの本当の本性は、綺麗な心。そういう本当の自分や内面の美しさを現わしていくことが大切であると教えてくれる映画です」と全国公開に向けて、作品に込めた思いを語っていました。

映画『美しき誘惑-現代の「画皮」-』2021年5月14日(金)公開!