映画『美しき誘惑―現代の「画皮」―』初日舞台挨拶

本日14日、映画『美しき誘惑―現代の「画皮」―』(5月14日公開)の初日舞台挨拶が東京のシネマート新宿で行われました。
W主演を務める長谷川奈央と市原綾真をはじめとする、豪華俳優陣・芦川よしみ、千眼美子、永島敏行、さらに赤羽博監督が登壇しました。
初日舞台挨拶登壇者の集合写真

当初は緊急事態宣言を受け、初日舞台挨拶を決行するか否か慎重に検討されてきましたが、本作を心より楽しみにしてくださっている皆様の気持ちに応えるべく、万全な感染対策を行い悲願の実施となりました。
盛大な拍手が贈られる中イベントがスタートすると、キャスト一人ひとりから撮影中のエピソードや本作のみどころが熱く語られ、本日残念ながら欠席となった塩村太郎の母親役である杉本彩から届いた、公開を祝福する手紙の朗読が行われると会場は温かな空気に包まれました。
無事に初日を迎え盛大な拍手と共に和やかな会見となりました。

主演の長谷川奈央
山本舞子役の長谷川奈央は、「赤羽監督やプロデューサーなど多くの方々にご指導いただき、演じ切ることができました」と目を潤ませて感謝を述べました。
市原綾真
塩村太郎役の市原綾真は、劇中歌について「挿入歌にも映画と同じくらいテーマが詰まっております。受賞によって音楽を聴いて下さる方も増えて、その歌を聴くことで人生が豊かになったり、幸せになったりする人が増えたら嬉しいです」と期待を述べました。
芦川よしみ
橘勝子役の芦川よしみは「女教祖役を演じるのは初めてで、悪役なのかな?と思って蓋を開けてみたらビックリ。大変な役柄で苦労しましたが、演じる上では心境や言葉を整えて神経質になりつつも、真剣に向き合いました」と熱演を報告しました。
千眼美子
松田佳代役の千眼美子は「私の役は山本舞子とは対照的な役。演じる上では、よく笑おう、裸一貫で笑おうと楽しみながら演じていました」と撮影を回想し「セーラー服姿も披露します。26歳なのでもうこれで最後だろうと思ったけれど、いい思い出ができました!」と照れながらも嬉しそうでした。
永島敏行
塩村太郎の父・塩村歩役の永島敏行は息子役の市原に「真面目!」と太鼓判を押し「彼は役の上だけではなく、世の中を変えていきたいという思いがあり、僕らの時代とは違うなと。役者としても真摯に取り組んでいたし、これからも色々な経験を積んで成長していってほしい。今後が楽しみです」とエールを送りました。
また映画の内容にちなんで「誘惑に襲われたこと」を聞かれた千眼は「銭湯にハマっていて、週に3回くらい行く。街中を歩いていても銭湯があるとフラッと入ってしまう。電気風呂、サウナ、シャワーも二回くらい浴びて、2時間くらいいちゃいます」といい湯の誘惑に完敗中と述べました。
長谷川は「食べることが好きで、我慢するのが大変。特に粉もの。でもネットで画像を見ては我慢。これは効き目があるのでおススメです」と誘惑に喝。
市原も「僕も食べ物!」と明かし「焼き菓子屋さんやケーキ屋さんの前を通るといい香りがして…。でもお店には入るけれど買わない。そんなときは勝ったぞ!と思う」と誇らしげに述べました。

さらに、イベント後半では、塩村太郎の母親・智子役の杉本彩からの手紙が朗読されました。
「『美しき誘惑―現代の「画皮」―』公開初日おめでとうございます。「自分の人生をどう生きるか…」この映画からもいろいろと考えさせられました。少しの期間でしたが、この作品に関わることができ光栄です。たくさんの皆様にご覧いただけることを心よりお祈りしています。杉本彩」
と綴られていました。

フォトセッション
最後に主演の市原は「この映画を通して、自己中心的に生きるのをやめて人のために生きる姿の美しさを感じました。現代はその価値観が薄れてきている。だからこそ、この映画を見ていただき、本当に大切なものはなんなのかを考えるきっかけにしてほしい」と述べました。
同じく主演の長谷川も「私はこの映画に携わって、人や物事の本質を見ることの大切さを知り、この映画を通して、私は前よりも強くなりました。人の人生観を変える力のある作品であると確信しています」と力強くアピールしました。

映画『美しき誘惑-現代の「画皮」-』大ヒット上映中!